『マリアビートル』伊坂幸太郎
スピード乗るまでめっちゃ時間かかった。
『マリアビートル』伊坂幸太郎
物騒な奴らが再びやってきた! ノンストップエンターテインメント
酒浸りの元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。物騒な奴らを乗せた新幹線は疾走する! 『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。(amazonより)
作者のこの手の形式には慣れたと思ったけど、企んでる登場人物が多すぎて最初なかなかページ進まなかった。
でも各人物が絡みついてきて、裏切りや工作が二転三転盛り込んであってスピードめっちゃ乗ってきた。ジェットコースターストーリーならぬ新幹線ストーリー。
中学生が本当一貫して腹立つんだけど檸檬と鈴木らに同様隠せなくなって、最後に化けの皮が剥がれるのは爽快。木村父の「麻疹」発言はめっちゃスカッとした。鈴木のかなりドライというか冷静な答えも印象的だった。
てか鈴木って『グラスホッパー』の時にこんなに達観したような人物だった?
殺し屋シリーズの最新作である『AX』も読みたくなった。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2007/06/23
- メディア: 文庫
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