『シャドウ』道尾秀介

人様のオススメ作者を読む。

 

f:id:sunmontoc:20170906165309j:plain

『シャドウ』道尾秀介

人は、死んだらどうなるの?―いなくなって、それだけなの―。その会話から三年後、凰介の母は病死した。父と二人だけの生活が始まって数日後、幼馴染みの母親が自殺したのを皮切りに、次々と不幸が…。父とのささやかな幸せを願う小学五年生の少年が、苦悩の果てに辿り着いた驚愕の真実とは?いま最も注目される俊英が放つ、巧緻に描かれた傑作。本格ミステリ大賞受賞作。(amazonより)

 

今まで漁らなかったことを激しく後悔。めっちゃ面白い。

タイトルのせいもあるかもしれないけど、読んでる時はずっと、薄気味悪い影というか不安みたいなものが付いてきてた。いろんな箇所に疑心暗鬼になる。疑った箇所が実はそうじゃないってところも多いんだけど。

思った以上に読みやすいし、もう一回最初から読んだらかなり印象違くて面白そう。パートごとに主観が変わるけど、繋ぎ方がすごい滑らかだった。

ただ子供2人が小学五年生には無理がある気が。思考が成熟しすぎてる。

 

『月と蟹』で一度挫折したけど、今なら偏見持たずに読める気がする。

 

 

シャドウ (創元推理文庫)

シャドウ (創元推理文庫)