もはや小説じゃねえ。
『私情対談』藤崎翔
若手人気女優、井出夏希とベストセラー作家、山中怜子の誌上対談。本音と建て前が交錯する中、夏希も怜子も内心で、過去の恐るべき罪を語り出し……。 衝撃につぐ衝撃で息もできない! 奇才が描く問題ミステリ!(Amazonより)
『神様の裏の顔』がすごく面白くて新しくてハマった作者の。
感情移入とか共感するとかはほんと皆無なんだけど、元芸人てのもあってめちゃくちゃ凝ってるコントの台本読んでるみたいで楽しい。何回も「えー!」とか「こいつかー!」とか読みながら叫んだ。
短編集だと思って読んでたら、途中からの展開が想像のはるか頭上行ってた。
裏の裏をかきすぎてよくわからないレベルまでいくけど、最後のオチが唯一三流の凡人ぽくて良い。
ほんと読んでて楽しいんでオススメ。ストーリーは絶対予測できないと思う。