『食堂かたつむり』小川糸

今更有名作を。

 

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『食堂かたつむり』小川糸

同棲していた恋人にすべてを持ち去られ、恋と同時にあまりに多くのものを失った衝撃から、倫子はさらに声をも失う。山あいのふるさとに戻った倫子は、小さな食堂を始める。それは、一日一組のお客様だけをもてなす、決まったメニューのない食堂だった。(Amazonより)

 

冒頭は「いつヘルシンキ行くんだろ?」て勘違いしながら読んでた。

『ツバキ文具店』シリーズと同様に、所作の描写がめちゃくちゃ綺麗。動物を〆るような生々しい部分でさえも流れるような文章で美しい。おかげで読みながら腹減る。

この作者のストーリーは大きな起伏はないんだけど、進むにつれてどんどん充実感が増していく。ラストで「食べること・料理をすること」=「生きること」って意味の尊さがめちゃくちゃ感じられる。

 

今の所ハズレがないのでどんどん読み漁る。実写版も観てみよう。

 

 

([お]5-1)食堂かたつむり (ポプラ文庫)

([お]5-1)食堂かたつむり (ポプラ文庫)

 

 

 

ツバキ文具店

ツバキ文具店

 

 

 

キラキラ共和国

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