『ボス、俺を使ってくれないか?』中溝康隆

2019年読み始め。

 

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『ボス、俺を使ってくれないか?』中溝康隆

エンタメ小説に強烈な新人作家が登場! 
プロ野球界を舞台に12人の選手・監督・記者・ビール売り子ら崖っぷちな奴らが仕事や人生の理不尽をぶっとばす! 
「俺の仕事場はプロ野球。もう戦力外だって? まだ終わってたまるかよ! 」
超攻撃的プロ野球エンタメ、著者デビュー作! (Amazonより)

 

予想以上に面白かった!

フィクションながら、モデルであろう人物たちの噂や状況と繋がる部分が多々あり、どこまでが真実なのか勘ぐっちゃう感じが読んでて楽しい。

 

テレビのドキュメントのように、選手の光と影を映した映像や物語はたくさんあると思うけど、そこに限らず球場を取り巻く様々な境遇の登場人物たちにストーリが広がっていくのが面白い。

 

特に最終章は、読者の職種限らず20〜30代なら誰もが考えるであろう葛藤を描写していて共感するものがあり、特に「野球というスポーツそのものが”敗者復活戦”だ」という部分が心に残った。

 

各章が短くてかつ話も分かりやすてサクサク読めるので、正月の暇つぶしにオススメです。

 

 

ボス、俺を使ってくれないか?

ボス、俺を使ってくれないか?