『四十九日のレシピ』伊吹有喜
実写超えてきた。
『四十九日のレシピ』伊吹有喜
熱田家の母・乙美が亡くなった。気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を、良平に伝えにきたのだった。家族を包むあたたかな奇跡に、涙があふれる感動の物語。(Amazonより)
映画の方を先に観てたんだけど好きな感じで、原作者がもはやマイマスターと化している伊吹さんだと知り。
実車同様 ・以上に家事とか日々の何気ない暮らしぶりが丁寧に描かれていて、作風でもあると思ってるそれぞれ影を抱えた登場人物たちが直向きに日々を過ごしていく様子を楽しんで読める。
あと大宴会後のエピソードなんかは映画になくて(多分)、真相に思わず寒気がした。でもそれがあるから物語にグッと深みが出ている。
ほのぼのした心温まることを期待して読んだらそれに加えて、ストーリーの起承転結というか伏線回収のうまさを楽しめた。
やっぱりこの人好きなのばっかだから読み漁ろう。