『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』鈴木忠平

コトイチレベルの面白さ。 『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』 鈴木忠平 なぜ 語らないのか。なぜ 俯いて歩くのか。なぜ いつも独りなのか。そしてなぜ 嫌われるのか――。中日ドラゴンズで監督を務めた8年間、ペナントレースですべてAクラスに…

『流浪の月』凪良ゆう(小説と映画)

圧倒的に面白かった。 『流浪の月』凪良ゆう あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。再会すべきではなかったかも…

『常識のない喫茶店』僕のマリ

最高な読書体験だった。 『常識のない喫茶店』僕のマリ 「働いている人が嫌な気持ちになる人はお客様ではない」――そんな理念が、この店を、わたしを守ってくれた。失礼な客は容赦なく「出禁」。女性店員になめた態度をとる客には「塩対応」。セクハラ、モラ…

『とんび』

軽い絶望を覚えてしまった。 『とんび』 直木賞作家・重松清のベストセラー小説を、阿部寛と北村匠海の共演で実写映画化。「糸」「護られなかった者たちへ」の瀬々敬久監督がメガホンをとり、幾度途切れても必ずつながる親子の絆を描き出す。昭和37年、瀬戸…

『佐久間宣行のずるい仕事術』佐久間宣行

いい意味で甘い期待を裏切られた。 『佐久間宣行のずるい仕事術』佐久間宣行 サラリーマンでありながら、「オールナイトニッポン0」のラジオパーソナリティをつとめ、ファンイベントを行えばリアルで5000人が集まってしまう、45歳のフツウのようでフツウじ…

『水を縫う』寺地はるな

めちゃくちゃ好きな話だった。 『水を縫う』寺地はるな 松岡清澄、高校一年生。一歳の頃に父と母が離婚し、祖母と、市役所勤めの母と、結婚を控えた姉の水青との四人暮らし。学校で手芸好きをからかわれ、周囲から浮いている清澄は、かわいいものや華やかな…

『あの夜を覚えてる』

観終わった後の多幸感。 『あの夜を覚えてる』 “君が踊り、僕が歌うとき、新しい時代の夜が生まれるー” 1967年のとある夜に始まった「オールナイトニッポン」。 楽しかった夜、寂しかった夜、不安な夜。 どんな夜もラジオから聴こえてくる声は、すぐ側にあっ…

『ひとまず上出来』ジェーン・スー

このエッセイも響いた。 『ひとまず上出来』ジェーン・スー 重ねる歳はあるけれど、明けない夜はないはずだ。CREA連載「●●と▲▲と私」に加え、SNSで話題沸騰の推しエッセイ「ラブレター・フロム・ヘル、或いは天国で寝言。」、楽しいお買い物についての書きお…

『いのちの車窓から』星野源

単行本も読んでたけど文庫版も。 『いのちの車窓から』星野源 星野源が、雑誌『ダ・ヴィンチ』で2014年12月号より連載スタートした、エッセイ「いのちの車窓から」。第1巻となる単行本は2017年に刊行し、ベストセラーに。【累計42万部突破】となる大人気エ…

遠出

ひっさしぶりに遠出した話。 いつもの友達と一服のために集合したコンビニAM11時。 「今日、めっちゃ空いてるから」 「え?」 「どっか行くっしょ」 「え?」 「仙台か那須か新潟、ジャンケンで決めよう」 「おけ」 てことでノリで行ってきました久しぶりの…

『パラソルでパラシュート』一穂ミチ

これこそ現代の物語。 『パラソルでパラシュート』一穂ミチ 第165回直木賞ノミネートで話題をさらった『スモールワールズ』著者、感動の長編小説!「できること、やりたいこと」何もない――。大阪の一流企業の受付で契約社員として働く柳生美雨は、29歳になる…

思い出Tシャツ

大学時代のTシャツはほとんどがmontage®︎かバンドT。 自分含め周りは中学時代から服に興味持ち始めて、高校時代を通してSamurai magazineやwarpなんかを読み漁って「自分はこれ」っていうストリート系のブランドを見つけようとしてた。そんな時に出会ったの…

『緑陰深きところ』遠田潤子

書けることなんてなにもないんだけども。 『緑陰深きところ』遠田潤子 業を背負う男たち、奇蹟のロードノベル 兄さん、今からあんたを殺しに行くよ――。大阪ミナミでカレー屋を営む三宅紘二郎のもとに、ある日一通の絵葉書が届いた。葉書に書かれた漢詩に、紘…

Dragon Ash LIVE 『THE SILVER LILIES』

二度と観れないセットリスト。 www.dragonash.co.jp デビュー25周年の記念ライブを一日遅れで配信で観ました。 前提として、ポップ感少なめのロックバンドがメジャーで25年も第一線を張立続けていることが驚異。 ライブ後にセトリは公開済み。 dragonash.lnk…

『縁』小野寺史宜

この人の作品は全てツボに入ってしまう。 『縁』小野寺史宜 人と人はつながっている。たとえ、どこの誰だか知らなくても。2019年本屋大賞第2位『ひと』の俊英、会心作!(Amazonより) 去年から著者の本を片っ端から読んでるけど、今作もドンピシャで好みだっ…

『犬猿』

クリーンヒットしまくった。 『犬猿』 「ヒメアノ~ル」の吉田恵輔が4年ぶりにオリジナル脚本でメガホンをとり、見た目も性格も正反対な兄弟と姉妹を主人公に描いた人間ドラマ。印刷会社の営業マンとして働く真面目な青年・金山和成は、乱暴でトラブルばかり…

アプリと合コン

通ってる美容室の店長は、同じ街で育った同い年なので影響を受けたものや感覚に共通項が多く、切ってもらっている間いろんな方向に話が飛んで盛り上がる(と少なくとも俺は思っている)。 前回こんなことを言われた。 「若い子たちの間で流行ってるZenly(ゼ…

『ただいま神様当番』青山美智子

さすがの面白さ。 『ただいま神様当番』青山美智子 ある朝、目を覚ますと手首から腕にかけて「神様当番」と太くて大きな文字が書かれていた! 突如目の前に現れた「神様」を名乗るおじいさんのお願いを叶えないと、その文字は消えないようで……?「お当番さん、…

『星を掬う』町田そのこ

最高だった。 『星を掬う』町田そのこ 町田そのこ 2021年本屋大賞受賞後第1作目は、すれ違う母と娘の物語。 小学1年の時の夏休み、母と二人で旅をした。 その後、私は、母に捨てられた――。 ラジオ番組の賞金ほしさに、ある夏の思い出を投稿した千鶴。 …

『キネマの神様 ディレクターズカット』原田マハ

作り手たちの素敵な往復書簡。 『キネマの神様 ディレクターズカット』 原田マハ 『キネマの神様』映画化に際し山田洋次監督は自身の若き日を重ねて脚色。そのシナリオから著者が新たに生み出すもうひとつの物語。(Amazonより) 俺の初原田マハ作品は『キネ…

『君の顔では泣けない』君嶋彼方

感情がよくわからなくなる。 『君の顔では泣けない』 君嶋彼方 高校1年の坂平陸は、プールに一緒に落ちたことがきっかけで同級生の水村まなみと体が入れ替わってしまう。いつか元に戻ると信じ、入れ替わったことは二人だけの秘密にすると決めた陸だったが、…

10年ぶりにパソコン買い替えた

今年やりたいことのひとつ、パソコンの買い替えをした。 前回買ったのは、2012年の夏、社会人2年目のボーナスで買った2009年発売のiMac。 当時はWiFiの割引競争が激しくて、ポケットWiFiとの同時契約で10万のiMacが5万まで安くなった。すごい時代。 今は使用…

『アロハで猟師、はじめました』近藤康太郎

想像していた何倍も深かった。 『アロハで猟師、はじめました』近藤康太郎 獣害に苦しむ近隣農家に乞われ始めた猟師生活。野蛮で暴力的だと思っていたその世界は、この社会から“ばっくれて生きる”ための知恵がたくさん詰まっていた。鴨を追いかけ、鹿を捌き…

『ニューヨークのとけない魔法』岡田光世

すごくいいシリーズと出会えた。 『ニューヨークのとけない魔法』岡田光世 世界一お節介で、図々しくておしゃべりで、孤独な人たち。でも、泣きたくなるほど温かい。ベストセラー「ニューヨークの魔法」シリーズ、第1弾! 東京と同じ孤独な大都会なのに、ニュ…

『ばにらさま』山本文緒

これからもずっと作品を読みたかった。 『ばにらさま』山本文緒 冴えない僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい 日常の風景が一転! 思わず二度読み!痛くて、切なくて、引きずり込まれる……。6つの物語が照らしだす光と闇 島清恋愛文学賞、本…

『コロナの時代の僕ら』パオロ・ジョルダーノ

あとがきが特に好きだった。 『コロナの時代の僕ら』パオロ・ジョルダーノ 僕たちは、感染症の科学について何を知っている必要があり、今まさに訪れようとしている「コロナの時代」をどう生きるべきなのだろうか?200万部のベストセラーと物理学の博士号をも…

『ランチ酒』原田ひ香

早くテレビ東京でドラマ化してください。 『ランチ酒』原田ひ香 犬森祥子の職業は「見守り屋」だ。営業時間は夜から朝まで。ワケありの客から依頼が入ると、人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。そんな祥子の唯一の贅沢は、仕事を終え…

2022年初売り

こちらも毎年恒例。 去年はこちら。今年もスタメンの2着。 sunmontoc.hatenablog.com 今年はこの3つをいつものALL MY LOVINGで。 もう寒いのお腹いっぱいなんで春早く来てください。 ①John Blair ニットポロ 身幅・袖幅ゆったりだけど、丈はちょうどいい感じ…

2021年振り返りと2022年所信表明

あけましておめでとうございます。 新年恒例のやつ。 去年はこちら。 sunmontoc.hatenablog.com 2021年振り返り ①朝型生活 5時起きが完全に習慣化。けどその分、夜帰宅してからの時間の使い方がもったいなかった。YouTube観てちょっと読書して寝ちゃうこと多…

『この話、続けてもいいですか。』西加奈子

読み初めはこれ。 『この話、続けてもいいですか。』西加奈子 テヘランで生まれカイロと大阪で育った著者が、小説の舞台となった大阪のこと、いろんな人との関わり、日々の生活で思ったこと、こだわること、などを縦横無尽に語る。『ミッキーかしまし』『ミ…