『明日の子供たち』有川浩

半年間の放置。。

やっぱり一度書かなくなると再開するのエネルギー要る。

読んだ本全部感想書こうと思ってたけど、自分へのプレッシャーひどいのでこれからは書きたいやつだけ書いてきます。

 

そう思わせてくれたのがこの作品。

 

 

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『明日の子供たち』有川浩

三田村慎平・やる気は人一倍の新任職員。和泉和恵・愛想はないが涙もろい3年目。猪俣吉行・理論派の熱血ベテラン。谷村奏子・聞き分けのよい“問題のない子供”16歳。平田久志・大人より大人びている17歳。想いがつらなり響く時、昨日と違う明日が待っている!児童養護施設を舞台に繰り広げられるドラマティック長篇。

 

読書サイトやアカウントでオススメされてて、内容も面白そうなのでずっと気になってたやつ。

 

本当読んでよかった。

 

自分も福祉に携わっているけど、目から鱗なこと、作中の表現を使えば「価値観が転倒」することや、これからの仕事でも意識しなければいけないことがたくさん書かれていた。「社会的負担ではなく『投資』」っていう考え方がめちゃくちゃ残ってる。

 

最初は百パー感情移入しきれない登場人物が多いなーって思ったけど、全員がどんどん学んで・発揮して・柔らかくなって・素直になって・悔いが晴れてひとつになっていく交わり具合がすごく良かった。

 

クライマックスの講演での「砕く」シーンは涙が出たし、最終章のタイトルが予想してた意味よりももっと素敵だった。と、本当に大満足で終われるのに最後の解説でまたテンション上がる。現実世界も捨てたもんじゃないなと思わせてくれる。

 

本当にいろんな人に読んで欲しい心からオススメしたい物語です。

 

明日の子供たち (幻冬舎文庫)

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空飛ぶ広報室 (幻冬舎文庫)

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