『西の魔女が死んだ』梨木香歩
今更クラシック。
『西の魔女が死んだ』梨木香歩
中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも…。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。(Amazonより)
最近読んでいた本に一文が載っていてそういえば読んでなかったなと思い。
個人的に好みな、落ち着いた空気感・丁寧な暮らしぶりがそこにはあって、英国出身ということもありウィットに富んだやり取りに思わずニヤッとしてしまう。
不必要な外部の情報に左右されずに自分の芯を確立し、必要・不必要の取捨選択を行うこと。田舎暮らしの生活とはどこか対照的に感じられる価値観を学んだ。
思わず笑みが溢れるような素敵な終わり方で、番外編含めもっとこの物語を楽しみたかった。
『シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか』