2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』嶽本野ばら

名作今更。 『下妻物語』嶽本野ばら 四方八方田んばだらけの茨城県下妻。そんな田舎で浮きまくりのバリバリロリータ少女・桃子は、大好きなお洋服欲しさに始めた個人販売で、これまた時代遅れなバリバリヤンキー少女・イチコと出会う。見た目も趣味も全く違…

『東京ロンダリング』原田ひ香

別に原作ではなかったけど面白かった。 『東京ロンダリング』原田ひ香 変死などの起こった物件に一ヶ月だけ住み、また次に移るという奇妙な仕事をするりさ子。心に傷を持ち身一つで東京を転々とする彼女は、人の温かさに触れて少しずつ変わっていく。(Amazon…

『ミッドナイト・バス』伊吹有喜

この人の作品を30歳前後で読み始めて本当によかった。 『ミッドナイト・バス』伊吹有喜 東京での過酷な仕事を辞め、故郷の新潟で深夜バスの運転手をしている利一。ある夜、彼が運転するバスに乗ってきたのは、十六年前に別れた妻だった――。 父親と同じく、東…

『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉

不思議な読み心地だ。 『昨夜のカレー、明日のパン』木皿泉 7年前、25歳で死んでしまった一樹。遺された嫁・テツコと今も一緒に暮らす一樹の父・ギフが、テツコの恋人・岩井さんや一樹の幼馴染みなど、周囲の人物と関わりながらゆるゆるとその死を受け入れて…

『レヴォリューションNo.3』金城一紀

高校生の時に読みたかった。。 『レヴォリューションNo.3』金城一紀 OK、とりあえずやってみますか。オチコボレ男子高3年生の僕たち。武器はMoney、Penis、頭脳、上腕二頭筋、そして努力――。(Amazonより) 『GO』は人生で一番大事な本だし、『フライ、ダデ…

『ココ・シャネルという生き方』山口路子

いつ買ってあったんだろう。 『ココ・シャネルという生き方』山口路子 孤児院で育ち、自力で富と名声を手にした世界的ファッションデザイナー、ココ・シャネル。「働く女の先駆者」シャネルのゴージャスな恋愛、仕事への情熱を、「嫌悪の精神」に富んだ「シ…

『高円寺純情商店街』ねじめ正一

ルーツを学ぶ。 『高円寺純情商店街』ねじめ正一 高円寺駅北口「純情商店街」。魚屋や呉服屋、金物店などが軒を並べる賑やかな通りである。正一少年は商店街の中でも「削りがつをと言えば江州屋」と評判をとる乾物屋の一人息子だった――感受性豊かな一人の少…

『みかづき』森絵都

これも今年ベスト入りそう。 『みかづき』森絵都 昭和36年。放課後の用務員室で子供たちに勉強を教えていた大島吾郎は、ある少女の母・千明に見込まれ、学習塾を開くことに。この決断が、何代にもわたる大島家の波瀾万丈の人生の幕開けとなる。二人は結婚し…

『新章 神様のカルテ』夏川草介

本屋で見つけた時のニヤつきの止まらなさ。 『新章 神様のカルテ』夏川草介 320万部のベストセラー、大学病院編始動 信州にある「24時間365日対応」の本庄病院に勤務していた内科医の栗原一止は、より良い医師となるため信濃大学医学部に入局する。消化器内…

『四十九日のレシピ』伊吹有喜

実写超えてきた。 『四十九日のレシピ』伊吹有喜 熱田家の母・乙美が亡くなった。気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請…