2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『日本再興戦略』落合陽一

初めて読んだけど、この人の文章好きだ。 『日本再興戦略』落合陽一 AI、ブロックチェーンなどテクノロジーの進化、少子高齢化、人口減少などにより、世界と日本が大きく変わりつつある。今後、世界の中で日本が再興するにはどんな戦略が必要なのか。テクノ…

『パレード』吉田修一

原作も面白かった。 『パレード』吉田修一 5人の若者の奇妙な2LDK共同生活を描いた青春小説。いつの時代も現実は厳しい。でもふさわしい自分を演じればそこは、誰もが入れる天国になる。杉本良介21歳、H大学経済学部3年。大垣内琴美23歳、無職。小窪サトル18…

『壁の男』貫井徳郎

あんな感動の結末が待っていたとは。 『壁の男』貫井徳郎 ある北関東の小さな集落で、家々の壁に描かれた、子供の落書きのような奇妙な絵。その、決して上手ではないが、鮮やかで力強い絵を描き続けている寡黙な男、伊苅(いかり)に、ノンフィクションライタ…

『逆ソクラテス』伊坂幸太郎

面白くて一気読み。 『逆ソクラテス』伊坂幸太郎 敵は、先入観。世界をひっくり返せ! 伊坂幸太郎史上、最高の読後感。デビュー20年目の真っ向勝負!(Amazonより) 作者の思春期の青少年を題材にした『サブマリン』や『砂漠』は大好きだけど、舞台を小学校…

『スケルトン・キー』道尾秀介

まんまと爽快にハマった。 『スケルトン・キー』道尾秀介 週刊誌記者のスクープ獲得の手伝いをしている僕、坂木錠也。この仕事を選んだのは、スリルのある環境に身を置いて心拍数を上げることで、自分の狂気を抑え込むことができるからだ。最近は、まともな…

『県庁おもてなし課』有川浩

今読むべき本を読めた。 『県庁おもてなし課』有川浩 とある県庁に生まれた新部署「おもてなし課」。若手職員の掛水史貴は、地方振興企画の手始めに地元出身の人気作家・吉門に観光特使を依頼する。が、吉門からは矢継ぎ早に駄目出しの嵐―どうすれば「お役所…

『置かれた場所で咲きなさい』渡部和子

ずっと貸してて読んでなかったやつ。 『置かれた場所で咲きなさい』渡部和子 置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。時間の使い方は、そのままいのちの使い方です。自らが咲く努力を忘れてはなりません。雨の日、風の日、どうしても咲けないと…