2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『会津執権の栄誉』佐藤巖太郎

直木賞候補で話題になったやつ。 『会津執権の栄誉』 佐藤巖太郎 相次ぐ当主の早世により、男系の嫡流が途絶えた会津守護、芦名家。近隣の大名から婿養子として当主を迎えることになったが、それをきっかけに家中に軋轢が生じる。一触即発の家臣たちをなんと…

『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎

どメジャー読んでないことに気づき。 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎 衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない――。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された…

『キラキラ共和国』小川糸

続編も満足。 『キラキラ共和国』 小川糸 ツバキ文具店は、今日も大繁盛です。夫からの詫び状、憧れの文豪からの葉書、大切な人への最後の手紙…。伝えたい思い、聞きたかった言葉、承ります。『ツバキ文具店』待望の続編。(Amazonより) 前作『ツバキ文具店…

『作家刑事毒島』中山七里

これ出版して良いの? 『作家刑事毒島』中山七里 殺人事件解決のアドバイスを仰ごうと神保町の書斎を訪れた刑事・明日香を迎えたのは、流行作家の毒島。捜査過程で浮かび上がってきたのは、巨匠病にかかった新人作家、手段を選ばずヒット作を連発する編集者…

『駅までの道をおしえて』伊集院静

伊坂幸太郎がエッセイでオススメしていたので。 『駅までの道をおしえて』伊集院静 「ルーは死んでなんかいない」愛犬の死を信じられずに探し回る少女が見つけた、時間から取り残されたような古い喫茶店。店の老人がくれた写真には野球のユニフォーム姿の少…

『マスカレード・イブ』東野圭吾

早速続編短編集。 『マスカレード・イブ』東野圭吾 ホテル・コルテシア大阪で働く山岸尚美は、ある客たちの仮面に気づく。一方、東京で発生した殺人事件の捜査に当たる新田浩介は、一人の男に目をつけた。事件の夜、男は大阪にいたと主張するが、なぜかホテ…

『レインツリーの国』有川浩

『空飛ぶ広報室』に続いて。 『レインツリーの国』有川浩 きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。共通の趣味を持つ二人が接近するのに、それほど時間はかからなかった。まして、ネット内時間は流れが速い。僕は、あっという間に、ど…

『残り全部バケーション』伊坂幸太郎

タイトルが秀逸。 『残り全部バケーション』伊坂幸太郎 当たり屋、強請りはお手のもの。あくどい仕事で生計を立てる岡田と溝口。ある日、岡田が先輩の溝口に足を洗いたいと打ち明けたところ、条件として“適当な携帯番号の相手と友達になること”を提示される…

『バイバイ、ブラックバード』伊坂幸太郎

信頼できる安定感。 『バイバイ、ブラックバード』伊坂幸太郎 星野一彦の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」―これらの単語を黒く塗り潰…

『マスカレード・ホテル』東野圭吾

久しぶりの東野ミステリー。 『マスカレード・ホテル』東野圭吾 都内で起きた不可解な連続殺人事件。容疑者もターゲットも不明。残された暗号から判明したのは、次の犯行場所が一流ホテル・コルテシア東京ということのみ。若き刑事・新田浩介は、ホテルマン…