『幾千年の声を聞く』青羽悠 世界の中心に聳える巨大な〈木〉。人々は枝の上に家を建て、各地から人が集まり、やがて国ができ、文明ができた。だが、他国から〈木〉のもとを訪れた学者は気がつく。「こんなものは本来、地球に存在しえない」。この〈木〉はい…
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