『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野圭吾
久しぶりの東野圭吾。
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野圭吾
悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか?3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが…。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?(Amazonより)
かなり久々に東野圭吾読んだけど、こんなにファンタジー要素強かったっけ?ていうのが第一印象。もちろんいい意味でなんだけど。
途中までは良くも悪くも最近(発表された時はもちろん違うんだろうけど)流行ってるタイムリープものみたいな話で、店主が主人公なんだろうなーと思ってたら、そこに止まらずどんどん人が絡んでくる。若干モブだと思ってた登場人物も後から効いてくる。
伏線回収の上手さやストーリー展開も流石なんだけど途中で全てを理解することをやめてしまった。もう一回読み直したらまた楽しそう。
そういう話の作り込みを楽しむのも良いんだけど、最後の回答が素晴らしすぎて思わず感動する。もちろん作者もそこが主題だったんだろうけど。
めちゃくちゃ満足して楽しかったけど、最近公開された映画を観るのは少し怖い。