『高円寺純情商店街』ねじめ正一

ルーツを学ぶ。

 

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高円寺純情商店街ねじめ正一

高円寺駅北口「純情商店街」。魚屋や呉服屋、金物店などが軒を並べる賑やかな通りである。正一少年は商店街の中でも「削りがつをと言えば江州屋」と評判をとる乾物屋の一人息子だった――感受性豊かな一人の少年の瞳に映った父や母、商店街に暮らす人々のあり様を丹念に描き「かつてあったかもしれない東京」の佇まいを浮かび上がらせたハートウォーミングな物語。直木賞受賞作。(Amazonより)

 

かつて住んでいた大好きな街。

高円寺っていうと夢追い人や社会不適合者(いい意味で)の街ってイメージだけど、これは高円寺の『家族』の物語。家族が住んでいるなんて当然のことなんだけど、意識から薄れる土地だと思う。

古き良き時代の所作が読んでいて心地いいし、変に格好がついていない高円寺の日常が新鮮で面白い。

この作品によって「純情商店街」って名前に変わったってすごい。

すらすら読みやすい文章だったので他の作品も読んでみようかな。

 

 

高円寺純情商店街 (新潮文庫)

高円寺純情商店街 (新潮文庫)