アイネクライネナハトムジーク
最近文庫版発売されたやつ図書館で借りてきた。
ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。
奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、
他力本願で恋をしようとする青年、
元いじめっこへの復讐を企てるOL……。
情けないけど、愛おしい。
そんな登場人物たちが紡ぎ出す、数々のサプライズ! !
伊坂作品ならではの、伏線と驚きに満ちたエンタテイメント小説!(amazonより)
伊坂幸太郎の連作短編集のいいところは繋がりや登場人物の相関関係を全て覚えなくてもゆるく楽しめるところだと思う。
気づかない時に忘れた頃に「あいつ出てきた!」ってなってテンションが上がる。
特に最終章のラウンドボーイのシーンは胸が熱くなった。
あと独り身の身としてはp21の出会いについてのドラえもんの比喩が響きすぎて辛い。。
織田みたいなこの作者の屁理屈のような理論を貫き通す憎めないキャラが好き。