『置かれた場所で咲きなさい』渡部和子
ずっと貸してて読んでなかったやつ。
『置かれた場所で咲きなさい』渡部和子
置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。時間の使い方は、そのままいのちの使い方です。自らが咲く努力を忘れてはなりません。雨の日、風の日、どうしても咲けないときは根を下へ下へと伸ばしましょう。次に咲く花がより大きく、美しいものとなるように。心迷うすべての人へ向けた、国民的ベストセラー。(Amazonより)
信仰の違いはあれど、綺麗事のように感じてしまうところはあれど、心に残る箇所はある。
痛みや苦しみ、悩みを経験してきた、そこに身を置いている人だからこそ、ゆるしや愛を伝えられる。
『働くことはすばらしい。しかし、仕事の奴隷になってはいけない。』
『子どもは親や教師の「いう通り」にはならないが、「する通り」になる。』
『苦しいからこそ、もうちょっと生きてみる。』
『時間の使い方は、そのままいのちの使い方になる。』
『一生の終わりに残るものは、我々が集めたものでなく、我々が与えたものだ。』
『信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。』
日常のよくある風景も、考え方や視点を少し変えるだけで心持ちがだいぶ変わってくるものだと感じた。
また、文中の「宗教というものは人生の穴をふさぐためにあるのではなくて、その穴から、開くまでは見えなかったものを見る恵みと勇気、励ましを与えてくれるものではないでしょうか。」というところでハッとさせられた。信仰とは苦しみを回避するためだけのものではなくて、そこからどうやって立ち上がるかを考えさせてくれるものだと知った。
いつもこんなに端然とはしていられないけど、毎日に流されそうな、怠けそうなときには思い返していきたい。