『ビューティフルからビューティフルへ』日比野コレコ

『ビューティフルからビューティフルへ』日比野コレコ

絶望をドレスコードに生きる高3の静とナナは、「ことばぁ」という老婆の家に毎週通っていて――。たたみかけるパンチラインで語られる高校生たちのモノローグ。第59回文藝賞受賞作。
18歳の新星が放つ、一段飛ばしの言語感覚! 
Amazonより)

 

決してつまらなくはないし、面白いとは感じるんだけど、読解力が足りなく十分に理解できなかった気がする。

読む気が失せたりするようなことはなくて惹かれるけど、表層的な意味しかわからない違う言語を読んでる感じ。

 

個人的にはヒップホップは好きだけど、所々出てくるその要素がどこかあからさまに見えてグッとは来なかった。でもこれも年齢の差による、特定の文化に対する馴染み方の差なのかなと思うと、結局は受け取り方の問題なのかなと。あとそこが本筋ではないし。

 

でも終盤にかけてのそれぞれの物語の収束の仕方や最後の仕掛けのネタバラシは好きだった。

 

自分はこの作品が好きなのかそうでもないのか、共感できてるのか理解できないのか、とにかくいろんなことがわからないまま、なにもできないまま目の前を疾走していった感じ。

感想も全然まとまらない。

読んだ人と感想や意図を話し合いたい。