Dragon Ash LIVE 『DRAGONASH 25th ANNIV. TOUR 22/23~ENTERTAIN~』
『THE FIVES』以来に行ってきましたDragon Ash@けんしん郡山文化センター。
ホールでの開催、全席指定、マスク着用とコロナ前に行っていた頃とはだいぶ環境が違ったけれども、呆然とするほど最高だった。
一緒に行っていた友人との帰り道
「かっこいい」
「ヤバい」
「Dragon Ashになりたい」
この3つのフレーズしか出てこなかった。
セトリはこれ。
- Entertain
- Mix it Up
- The Show Must Go On
- Iceman
- Tiny World
- Beautiful
- Under Age's Song
- 陽はまたのぼりくりかえす
- Let yourself go,Let myself go
- Fly Over feat. T$UYO$HI
- AMBITIOUS
- Revolater
- 静かな日々の階段を
- Jump
- 百合の咲く場所で
- Fantasista
- New Era
- Life goes on
- Canvas
- Viva la revolution
ど頭のEntertainから本編ラストのNew Eraまで終始カッコよすぎた。
今までだったらメッセージや歌詞、曲の高揚感、演奏の迫力などいろんな要素がない混ぜになって笑ったり叫んだり飛んだり泣いたりしてきたけど、この日はそういうこと抜きにして只々かっこいいの一言に尽きる。
人ってカッコよすぎるもの見ると感情経由せずとも泣けるんだという初めての感覚。
セトリも「明日解散するの?俺の人生明日終わるの?」ってレベルの豪華さ。
25年、「With Changes」といういつかのタイトルの通り、幾度もの転機、分岐点、変化を辿ってきたDragon Ash。
その中で身につけてきたものがメチャクチャ攻撃能力が高い武器となってどんどん出てくる感じ。どこから攻めても何で攻めても確実にぶっ刺しにくる。
これほど過去の曲でも現在進行形のカッコよさを出せるのは、やっぱり今のバンドとしての純度と強度の高さがあってだと思う。
恐ろしいのは超豪華なセットリストなのに、まだまだ出さなかった武器がたくさん残ってるってこと。ファイナルの代々木体育館どうなってしまうんだ。
そして「Entertain」「 New Era」「 Tiny World」などのコロナ禍で生まれた楽曲たち。
閉塞的で絶望的な状況でも自分たちの世界をなんとか必死で守って、少しずつ逆襲の新しい時代を掴もうというメッセージと音の迫力、それらを照明と特殊効果が増幅させていて感動的なんていう安易な言葉では捉えきれない圧倒的な世界観があった。
この曲たちが収録されているアルバムが完成したら、間違いなく新時代を象徴する一枚になると思う。
前めのスピーカー近くの席で音圧にやられ、照明が表す世界観や高揚感にやられ、でも全席指定だから自分の体と心の揺れのみでしっかり曲を堪能できる贅沢な空間。ホールでも、というかこの環境下だからこその新しい楽しみ方だった。
配信ライブや音源で聴くと年齢と共にKjの歌い方や声質も変わったのかなとか思ってたけど、ライブで聴いたら純粋でシンプルな今の形態にマッチする歌声、めちゃくちゃ良かったし体感してなかったのに勝手に判断してた自分が恥ずかしかった。あと、むしろ今の声の方が、結成当初の頃の曲にはより合ってるんじゃないか。
アンコールではメンバー全員が話してくれていろんな想いが聴けた上でのオーラスのViva la revolution。完全無敵なショウだった。
自分たちの初期衝動で憧れで支えであった音楽・人たちがあの頃よりも今が一番かっこいいということへの嬉しさとある種の恐ろしさを感じた最高な夜だった。