『いのちの車窓から』星野源

今初めてレベルで曲聞いてるけどめっちゃ声良い。

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『いのちの車窓から』星野源

星野源の魅力、そのすべてがわかる、誠意あふれるエッセイ集。ドラマ「逃げ恥」「真田丸」、大ヒット曲「恋」「SUN」、「紅白」出演。怒濤の毎日を送るなかで、著者が丁寧に描写してきたのは、周囲の人々、日常の景色、ある日のできごと…。その一編一編に鏡のように映し出されるのは、星野源の哲学、そして真意。

 

職場の先輩に借りて。

今まで星野源について、『恋』と『地獄でなぜ悪い』と『コウノドリ』ぐらいしか知らなかったけど文章良かった。めっちゃ良かったというよりは普通に良かった。エピソードは興味深いんだけど、自然体というか書くっていうことや伝えることに誠実だからこそ、引っかかりなくスッと入ってくるのかと。(性格はいい意味でめっちゃふざけているんだろうけど)

 

曲に関してももちろんだとは思うけど、バックグランドやルーツがしっかりあるからポップなもの作れるのかなとも。『YELLOW DANCER』というアルバム名に込められた意味がめっちゃ良かった。

 

大スターというよりも、自然体な生活を送っているからこそ書ける文章かなと。他のエッセイも読んでみたいし、あと挿しイラストがすごく良い。ノスタルジックな感じがする。

 

 

いのちの車窓から

いのちの車窓から

 

 

 

YELLOW DANCER (通常盤)

YELLOW DANCER (通常盤)

 

 

 

 

『東京ホタル』原田マハほか

このタイトルは、SOFFetを思い出す。

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『東京ホタル』中村航/小路幸也/穂高明/小松エメル/原田マハ

川が青く光る夜、ぼくらは奇跡を願う。学生時代の恋人と再会した夜に、音信不通だった母と出会った日に、それぞれの想いが響き合う、5つのやさしい物語。人気作家5名が、東京の新たな原風景を描く、珠玉の作品集。(Amazonより)

 

軽そうだし、好きな作者も入ってるし、読書速度加速させようかなと思って読んだら、予想以上に良かった。

 

特に小松エメルを初めて読んだけど、わずか60Pの中に濃い展開が凝縮されてて面白かった。設定も読んでそうで読んでなかった種類でのめり込めた。この人も色々読んでみようかな。

 

原田マハに関しては、さすがというような展開で、テーマである「いのり星」のがなかなか出てこないなと思ってたら、最後のわずかなシーンなんだけど、一番効果的に感情的に使われてて、めちゃくちゃ上手だなと。

 

軽い気持ちでサクッと読みたい時にオススメです。

 

 

東京ホタル

東京ホタル

 

 

東京ホタル

東京ホタル

 

 

 

 

 

 

 

『サブマリン』伊坂幸太郎

伊坂幸太郎でも特に好きな作品の続編。

 

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『サブマリン』伊坂幸太郎

『チルドレン』から、12年。家裁調査官・陣内と武藤が出会う、新たな「少年」たちと、罪と罰の物語。(Amazonより)

 

『チルドレン』が好きで、かなり期待値高めで読み始めた。こっちは長編だから単純に比べられないんだけど、読んでて楽しさが連発するのは、短編が集まってた前作の方かなと。ただ、決してつまらないわけではなく、考えること、「許すべきなのか許されざるべきなのか」、「罪は償えたことになるのか」とか色々葛藤している登場人物と同じ感情になれるからだと。

 

相変わらず永瀬のキャラクターが良いし、作者特有の「認めたくないけど愛すべき尊敬すべき人」である陣内の魅力が詰まってます。

ストーリーとしては本流ではないけど、「何をもってして平等なのか」というところも痛快。

 

割とずっと暗い雰囲気を帯びながら進んできた後のクライマックスが、少しだけでも救われる感じがして良かったし、最後の陣内が若林に向けていうセリフがカッコよすぎる。

 

これもずっとシリーズにして読んでいたい物語。

 

 

サブマリン

サブマリン

 

 

 

チルドレン (講談社文庫)

チルドレン (講談社文庫)

 

 

『螺旋の手術室』知念実希人

乃木坂と欅坂の動画見まくってて今月は読書スピード遅い。

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(画像ちっちゃ)

『螺旋の手術室』知念実希人

純正会医科大学附属病院の教授選の候補だった冴木真也准教授が、手術中に不可解な死を遂げた。彼と教授の座を争っていた医師もまた、暴漢に襲われ殺害される。二つの死の繋がりとは。大学を探っていた探偵が遺した謎の言葉の意味は。父・真也の死に疑問を感じた裕也は、同じ医師として調査を始めるが…。「完全犯罪」に潜む医師の苦悩を描く、慟哭の医療ミステリー。

 

大好き知念実希人の見たことない文庫本が平積みされてたので。

 

メッチャ長いわけではないんだけどかなり読み応えある。

現役医師だけあって、病気への知識・院内関係のリアリティが深い。しかもただの知識だけではなく、病気の扱われ方や差別のされ方など他の作品ではあまり書ききれないところまで表されてる。

全体を通して起伏が多くて、読んでて飽きないし先が読めないんだけど、クライマックスの衝撃は凄い。ハンチントン病って初めて知ったし、タイトルの意味がそこでやっと知れた。

あと凄いなーと思ったのが、ラストの謎解き部分で「あれ?これって辻褄あんまり合わなくない?」と思い始めるところに全部腑に落ちる説明があって、納得できない部分がない。

そして最後のけじめの取り方が悲しくて重い。でも最後の最期に救われる。

脇役も個性的で、妹の婚約者の母も胸糞悪さ満点だし、研修医がちょいちょい出てくるからこいつが黒幕なんじゃないかと誤誘導される。

作者特有のハラハラする展開だけじゃなく、一つの物語としてかなり完成度高いです。

 

 

螺旋の手術室 (新潮文庫)

螺旋の手術室 (新潮文庫)

 

 

『ピエロがいる街』横関大

マイマスター。

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『ピエロがいる街』横関大

比南子はスローガン「会いに行ける市長」を掲げる宍戸市長の秘書だ。しかし兜市は財政難で、市民の小さな願いごとを叶える余裕はない。そんな兜市では、夜になると市民の悩みを解決するピエロが現れる。大学生の稜が「就職、したいです」とピエロに相談すると、稜はピエロの助手に採用された。迷子の犬捜しから、台風、汚職、財政難まで、次々と襲いくる危機に市長とピエロは立ち向かう!

 

俺の大好きだった横関大はどこに行ってしまったのか。

ラスト20ページくらいまではそう思ってて、読みながら悲しくなってた。

つまらなくはないけど作者特有のワクワク感あまりないし、多分最後こんな展開なんだろうなと勝手に冷め始めてた。

 

それが。ラストのあるシーンで全てが覆された。『スマイルメーカー』と同じ騙され方した。騙されたというか勝手に錯覚してた。もう一回読んだら、印象全く違うと思う。やっぱり横関大すごい。

そのシーンを読んでから、だからあの人は越えたいと思ってたのか、あの登場人物は出てきたのか、とか色々ガッテンし始めた。

不思議な感覚になるのは、語り部はいるけど、一人が主役になるのではなく、お互いに欠点というか足りないところを補っている感じが新鮮だった。あの人はピエロが誰だったのか知らなかったのかな。

 

途中でストーリー予想できた気にさせてからのサプライズ、本当に楽しかった。寂れた地元に住む身として共感できる部分が色々ある。

 

 

ピエロがいる街

ピエロがいる街

 

 

 

スマイルメイカー

スマイルメイカー

 

 

『日ポン語ラップの美ー子ちゃん』服部昇大

メッチャ気になってたやつ。

 

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『このマンガがすごい! comics 日ポン語ラップの美ー子ちゃん』服部昇大

同人誌として発行され、売り切れ続出!!!! 6代目『日ペンの美子ちゃん』公式作家によるセルフサンプリング日本語ラップガイド!
テレビ番組『フリースタイルダンジョン』(テレビ朝日系列)でおなじみ!
大ブームの日本語ラップを「どこかで見たことある絵……?」の女の子がおすすめしまくる、Twitterで話題の人気マンガを書籍化。
いとうせいこう」や「スチャダラパー」「キングギドラ」などのレジェンドから、「creepy nuts」や「BAD HOP」「ちゃんみな」などの今ノッてるラッパーまで、
ドープなHIP HOPシーンを、6代目「日ペンの美子ちゃん」公式作家がセルフサンプリングしつつ徹底ガイド。
日本語ラップの名盤や歴史を、マニアックな小ネタをはさみつつ、近年のブームから入った初心者にもわかりやすく紹介します。(Amazonより)

 

以前からネットで漫画見かけて面白いなーと思ってたら単行本出てたので即購入。

 

冒頭から思ったのは、服装がツボ。めちゃくちゃ日本語ラップ愛がある。

内容は笑うし共感するし勉強になるしでギャグ要素以外にも読み応えかなりあり。

「マジでこういう誤解されてる!」ってのが盛りだくさん。そこへの回答が過剰なほど切れ味抜群。でもラッパーを神格化するわけではなくて、意味不明というか謎要素もそのままさらけ出してるところが共感持てる。

洋楽やクラシックの解説がイイ勉強になるし、楽曲のカテゴライズの仕方がわかりやすいしとっつき易い。

ただDragon Ashファンとしてはラッパ我リヤの件はブーム云々以前に必然なんじゃないかと。

 

日本語ラップ好きな人も初心者の人もサクサク読めると思う。

 

 

 

最近買った曲。

最近ダウンロードした曲が当たりばっか。

 

①『Alright (feat. Slim Boy & 唾奇)』 Leap-urge

 


LEAP - Alright feat.Slim Boy,唾奇

Alright (feat. Slim Boy & 唾奇)

Alright (feat. Slim Boy & 唾奇)

  • Leap
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥200

 今年どハマりしてる唾奇は客演もハズレがないと思い、聴いてみたら唾奇だけじゃなくてLEAPもSlim Boyも良かった。恥ずかしながらStroll kidzを今まで知らなかったことを後悔。

酔いどれ雰囲気漂うトラックもめっちゃいいし、フックの揺らされ具合が最高。

個人的にはやっぱり最後の唾奇のバースに痺れた。

難しい言葉もスキルも使ってないように聴こえるのに、なんであんなに喰らうんだろう。

「リーヴァイス」とか「ティーシャツ」とかクセになる。

飾らず自分のダメさをさらけ出すのがカッコイイ。

 

 

②『Soda Water』 唾奇

 


唾奇 "Soda Water" (Music Video Short Ver.)

 

Soda Water

Soda Water

  • 唾奇
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250

 またしつこく唾奇。

そして現在最重要集団「Pitch Odd Mansion」企画の『 2 HORNS CITY #1 - MARS DINER - 』の一曲。

唾奇の良さは前述通り。特に2バース後半のフロウが特に好き。

フック歌ってる女の人もイイ。

 

Pitch Odd Mansion & MS Entertainment Presents

Pitch Odd Mansion & MS Entertainment Presents "2 HORNS CITY #1 -MARS DINER-"

 

 

 

③『Player's Anthem (feat. Sugbabe)』 RAU DEF-UNISEX

 

Players Anthem (feat. Sugbabe)

Players Anthem (feat. Sugbabe)

  • RAU DEF
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250

 

UNISEX (生産数限定盤)

UNISEX (生産数限定盤)

  • アーティスト: RAU DEF,NAKKID,タイプライター&YMG,DJ TSUBASA a.k.a. JAM,YMG,Goichi,松川晃弥,PUNPEE,BACHLOGIC
  • 出版社/メーカー: BULLMOOSE
  • 発売日: 2017/09/27
  • メディア: CD
  • この商品を含むブログを見る
 

MV曲の『STARZ』よりこっちの方が好きだった。

もちろんRAU DEFもイイんだけど、やっぱPUNPEE。このサビはツボすぎる。

合ってるかわからないけど90年代JPOP的な要素も感じる。宇多田ヒカルみたいな。

更にPUNPEEの1stの期待値が上がった。

 

MODERN TIMES

MODERN TIMES

 

 

 

④『これ以外 feat. YZERR & Tiji Jojo』 BAD HOP-Mobb Life

 

これ以外 feat. YZERR & Tiji Jojo

これ以外 feat. YZERR & Tiji Jojo

  • BAD HOP
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250

 


BAD HOP / これ以外 feat. YZERR & Tiji Jojo (Official Video)

 

ぶっちゃけBAD HOPはイイとは思うんだけどそこまでどハマりしてなくて(Ocean Viewはめっちゃ好き)。

自分が年取ったせいか、三連というかトラップというかよくわからないけどそういう曲調や踏み方にハマってないからだとは思うんだけど。

でもこの曲は全体通して一聴きで好きになった。

YZERRのかすれつつけだるい感じのフロウがトラックとメッチャはまってる。あとTiji Jojoの高音が更に高くなるとこが個人的に好き。

あと何と言ってもこのMVがヤバい。初期のRIP SLYMEみたいな雰囲気なんだけど、哀愁が漂っているというか、メンバーのバックグラウンドがわかる感じが曲とめちゃくちゃ合ってる。

 

 

今年のHIPHOPはどんどん好きになる曲が出てくる。